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北九州市若戸大橋の無料化と交通渋滞の解消問題に関する質問主意書

衆議院 第77回 第13号

提出者
衆議院
提出日
1976年5月14日
内閣転送 1976年5月19日
答弁書受領日
1976年6月8日
提出から25日
答弁の項目数
3
質問 795字/答弁 596字

質問本文

衆議院議長 前尾繁三郎 殿

北九州市若戸大橋の無料化と交通渋滞の解消問題に関する質問主意書

若戸大橋は、昭和三十七年九月に総工費五十一億円で完成して以来、十三年余を経過した現在、地元では通行料の無料化と交通渋滞の解消問題が大きな社会問題となつている。

すでに、国や道路公団などに解決策を図るよう求めた署名運動が広範な住民の手により展開されており、さらに二月末には北九州市議会の超党派の代表が上京して建設大臣に直接陳情を行つている。

そこで次の事項について質問いたしたい。

一 当初の償還計画より車両の通行量実績は相当上回つていると聞いているが、その場合、償還期間(当初三十年)は大幅に短縮されると思うがどうか。

さらに昭和五十年度実績分までの通行料金収入総額、利子負担総額、維持管理費総額、既償還額、償還残額を明確にすること。

二 償還期間が短縮されないとすればその主な原因は何か。

三 若戸大橋は、建設当初は若松市と戸畑市間ということだつたがその後の五市合併により、北九州市若松区と戸畑区にまたがる橋となつており、そのために、市民生活上、橋の比重が極めて高くなつているのである。いわば橋が「市民の足」となつており、市民はその利用を余儀なくされている。

従つて料金徴収の条件を定めている道路整備法第三条第一項の2に記述されている内容(通常他に道路の通行又は利用の方法があつて当該道路の通行又は利用が余儀なくされるものでないこと)に反すると思われるので料金徴収を廃止し、無料化に移行すべきだと思うがどうか。

四 当面の交通渋滞(渡橋時間が普通十分位なのに朝夕のラッシュ時には一時間近くかかる)の解消のために、国が責任をもつて橋進入口周辺部等の改良工事を施行するか、あるいは北九州市が独自に改良工事の事業を起こす場合に高率の国庫補助をするなどの緊急措置をとるべきだと思うがどうか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一及び二について

御指摘のとおり、実績交通量は、計画交通量を相当上回つているが、

(1) 軽自動車等の低料金の車両の利用台数が多いこと、回数券利用率が高いこと等のため、料金収入は、交通量ほど計画を上回つていないこと

(2) 諸物価及び人件費の高騰のため、維持、管理に要する費用が計画を著しく上回つていること

等の事情もあり、償還期間については、なお、今後の推移を見まもる必要がある。

御質問の額は、それぞれ次のとおりである(昭和四十九年度までは実績、昭和五十年度は、実績見込みによる。)。

イ

通行料金収入総額

八十九億四千二百万円

ロ

利子負担総額

五十二億七千五百万円

ハ

維持管理費総額

三十億四千六百万円

ニ

既償還額

六億二千百万円

ホ

償還残額

五十六億八百万円

三について

本件有料道路については、洞海湾を陸路によりう回する等他に道路の通行又は利用の方法があつて、当該道路の通行又は利用が余儀なくされるものでないから、道路整備特別措置法第三条第一項第二号の要件に適合している。

四について

若戸大橋周辺における朝夕ラッシュ時の交通渋滞に対処するため、現在、建設省、日本道路公団、福岡県、北九州市等の関係機関において、関連道路網を含めて、当面の措置及び長期的な対応策について協議を行つているところであり、政府としては、この協議の結果を踏まえて所要の対策を検討したい。

右答弁する。

衆議院の原文

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