ことばで探す › 衆議院 第9回
国民金融公庫の運営に関する質問主意書
衆議院 第9回 第133号
質問本文
衆議院議長 ※(注)原喜重※(注) 殿
国民金融公庫の運営に関する質問主意書
金融のごとき急を要するものを、国民金融公庫はなかなか貸し出さないというが、申込みから書面審査、本人の呼出し、面接試問を終るまでに一箇月、実態調査に又一箇月と、約二箇月もたたないと現金が手に入らない。しかも試験にパスして借り受けるものが又その半分で、全体の二割しか借りられないというようなばかげた経営をやつているようだが、どうしてそんなに長い期間の審査や調査日数が必要なのか。又、どうして貸出率が二割程度というような、国民金融の狹き門となつているのか。資金がたりないのか。借受け希望表に、特に欠格事項が多いためか。これらの欠点を改めて早く金融の実を挙げる必要はないか。あると思うならば、その対策と具体化策を明示されたい。
又、一番早く借りられた人及びその所要日数、金額、條件と、その逆の人の例を明示されたい。
右質問する。
政府答弁書
国民金融公庫は、昨年六月一日発足し、貸付は、申込を受理してから大体二週間内外で行うことを目途とし、発足当初は非常に迅速に貸付ができたのであるが、その後逐次申込が増加し公庫の処理能力をはるかに超えるに至つた次第である。これは、大体左の理由によるもので、今後もできるだけ改善に努力したいと考えている。
一 貸出の対象が一般の金融機関から融資を受けることを困難とする中小事業者であるため、信用力が薄弱であり、又新規の貸付が多く、且つ、対人信用に重点をおくため信用調査に特別の困難が伴うこと。
二 貸付は、小口の事業資金であるため、貸付件数は、現在二十五万件の多きに達し、申込件数は、これに数倍し、著しく事務処理を困難にしていること。
三 公庫の人員の整備に努めているが、信用調査が困難であつて、且つ、取扱件数が多いにもかかわらず、現状では少人数でその処理に当らざるをえないこと。
四 公庫の従来の経験に徴すると、借入申込者の三〇%から四〇%までが貸付の適格性を有するが、再三の公庫の増資にもかかわらず、これに応ずる資金の関係で貸付が遅れるものもでてくること。
これが打開策としては、資金量の増額と機構の整備拡充が必要であり、これについては、たびたび増資と機構の整備拡充が行われ御指摘の点についても漸次改善をみつつある。
なお、最も早く貸付けた実例としては、申込より約二週間で五万円を貸付けた例があるが、これは、資金が緊急に必要であり、経理内容が非常に明確であつたものである。又最も長く掛つた例としては、申込より約三箇月かかつて四十万円を貸付けた例があるが、これはたまたま営業所の移転等のために連絡に長時日を要したためである。
右答弁する。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。