ペーパートレーディング(dry-run)
実資金を使わず仮想残高・仮想取引で戦略を検証する運用モード(dry-run)。
ペーパートレーディング(dry-run)とは、実資金を使わずに仮想的な残高・約定・損益で取引戦略を検証する運用モードです。外部取引所や口座へ注文を送信せず、システム内部でシミュレートされた売買を記録するため、リスクゼロでアルゴリズムの挙動を確認できます。
Kurageプロダクトでの位置づけ
kurage-repos に登場するKurage関連プロダクトでは、ペーパートレーディングが初期状態や検証手段として標準的に採用されています。
- kfreqai: Freqtradeベースの暗号資産AIトレードシステム。現在はペーパートレーディング(dry-run)のみで稼働しており、実資金は扱いません。FreqAIの予測エンジンに独自のリスク管理(過熱フィルタ、ペアBAN、ボラティリティ調整ポジションサイズ、レジーム対応スロットキャップ)を重ねた構成を、仮想取引で継続検証しています。
- kfxai: OANDAを使うFX自動運用ボディ。初期設定は
paperモードで、OANDA Practiceの価格データを受け取りつつSQLite内の仮想取引で動作します。practice(OANDA Practice口座)やlive(実口座)へ移行するには明示的な環境設定と確認文字列が必要です。 - nofx: オープンソーストレーディングターミナル。取引所認証情報なしで戦略テストをする場合、MEXC Paper Tradingを選択できます。MEXCの公開スポット価格を読み、1万USDTの仮想残高から残高・ポジション・手数料・損切り・利確・注文履歴をローカルでシミュレートします。MEXCへ注文を送信することはありません。
なぜペーパートレーディングか
- リスクゼロ検証: 実資金を失うリスクなく、ロジック・パラメータ・判断バックエンドの振る舞いを確認できます。
- 安全な初期運用: システムの信頼性やAPI接続、リスクゲートが十分に検証されるまで実口座を触らない設計です。
- 判断レイヤーの評価: ai-judgment-backend(rule_based / local_llm / x402)を切り替えながら、同じ市場データ上で判断品質を比較する土台になります。
実口座への移行とtrust-boundary
ペーパートレーディングは「AI判断レイヤーが直接注文できない」というtrust-boundaryの設計思想とも親和性があります。たとえばkfxaiではAI判断レイヤーが注文API・認証情報・注文数量を持たず、最終リスク判定はOSS本体だけが行います。ペーパー段階でこの境界を検証し、実口座移行後も同じ安全機構が働くことを確認します。
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