AI判断レイヤー
トレード・コンテンツ生成プロダクトで本体と分離し、rule_based/ローカルLLM/x402で切替可能なAI判断層。
AI判断レイヤーとは、プロダクトの主要ロジック(注文執行・記事生成・データ保存など)から分離された、LLMによる分析・判断を担う差し替え可能な層です。Kurageシリーズの複数プロダクト(kfreqai・kfxai・kfxbrain・url2brain など)で共通して採用されています。
設計パターン
- 本体: 決定論的なロジック(リスクゲート、注文、保存)だけを実装し、AI判断レイヤーは分析・判断の結果を返す。
- バックエンド切替: 環境変数などで以下を選択できる。
rule_based: 外部LLM不要のローカル基準実装。決定的で安全だが「賢さ」は限定的。local_llm: Ollama上のGemma 4など自前LLM(local-llm)。障害時はルールへフォールバックする例がある。x402: 有料判断API(x402)。LLMを自前で持たず、従量課金で外部判断エンジンを利用。- 信頼境界: AI判断レイヤーは注文API・認証情報・注文数量の決定権を持たない。最終的なリスク判定は本体だけが行う(trust-boundary)。
プロダクトでの実装例
- kfreqai:
KFREQAI_JUDGMENT_BACKENDでrule_based(既定)・x402・local_llmを切替。x402では公開ダッシュボードと同じ判断エンジンをHTTP呼び出しで利用する。 - kfxai:
KFXAI_JUDGMENT_BACKENDで選択。local_llmはOllamaで判断し、障害時はルールへ安全にフォールバック。x402はKFXAI_BRAIN_URLの有料APIを使う。 - kfxbrain: 判断だけを返す構造化API集。ブローカー認証情報・注文API・注文数量の決定権を持たず、Gemma失敗時にフォールバックせず明示エラーを返す。
- url2brain: URL解析・SNS告知文・ブログ記事生成をLLMで行うが、投稿自体は既存ツールが担当するため判断レイヤーに書き込み権限を持たせない。
安全設計との関係
トレード系プロダクトではpaper-tradingを既定モードとし、実資金モードは明示的な環境変数と確認文字列の両方が揃わない限り起動しない(例: kfxai の live モード)。また、AI判断レイヤーの失敗挙動は「ルールへフォールバック」か「明示エラー」のどちらかに統一し、黙って別モデルやテンプレートへ切り替えない設計がとられています。
関連ページ
- ai-judgment-backend — このパターンを指す別名・英語スラッグ
- ai-agent — エージェントとしての判断実行
- vibe-trading — AI判断を活用したトレードスタイル
- x402 — 有料判断APIの決済レール
- local-llm — ローカルLLM実行基盤
- trust-boundary — 判断層と実行層の分離原則
- paper-trading — 実資金を使わない安全な検証モード
- kurage-repos — この概念が登場する主要プロダクトREADME群
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