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MV22オスプレイの配備に関する質問主意書

参議院 第180回 第133号

提出者
参議院
提出日
2012年6月1日
内閣転送 2012年6月6日
答弁書受領日
2012年6月12日
提出から11日
答弁の項目数
8
質問 1,147字/答弁 1,311字

質問本文

報道等によると、日米両政府は、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ(以下「オスプレイ」という。)を七月にも沖縄に海上輸送で直接搬入し、試験飛行や安全点検を実施した上で、十月に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に実戦配備する方針とされる。他方、沖縄県は知事や県議会を含め、オスプレイの同飛行場への配備については反対の立場を表明している。

右の点を踏まえ、以下質問する。

一 オスプレイの米軍普天間飛行場への配備について、日本政府は容認なのか反対なのか、政府の立場をその理由とともに明らかにされたい。

二 オスプレイは普天間飛行場に十月から十二機、その後、更に十二機が配備されるとの情報もあるが、その配備完了までの間は、CH-46等の古い航空機と混在される見通しなのか、政府の見解を明らかにされたい。

三 沖縄の米軍再編計画では普天間飛行場から米軍岩国基地に十二機の空中給油機KC-767が移駐するとされているが、オスプレイの配備完了までの間、空中給油機とオスプレイが共に普天間飛行場で運用される見通しなのか、政府の見解を明らかにされたい。

四 当初は岩国基地等の本州等での試験飛行や安全点検をする方向で、日米両政府は調整をしていたが、その後、その方針を取りやめて沖縄に直接配備し、試験飛行等を行う方針に変わった理由如何。また、再度翻意し、沖縄に先立ち本州等で試験飛行等を実施する考えはあるのか、政府の見解を問う。

五 沖縄県では知事を始め、県議会、宜野湾市長等もオスプレイの沖縄配備に反対・慎重な立場を示しているとされるが、政府は沖縄県及び県内の関係市町村の意向をどのように把握した上で、反対の場合、どのように理解を求めるのか、政府の見解を明らかにされたい。

六 オスプレイの試験飛行や安全点検に関し、普天間飛行場に加え、嘉手納飛行場を使用する可能性はあると政府は認識しているか。また、伊江島補助飛行場や那覇空港を利用する場合もあると考えているか、政府の見解を問う。

七 今年四月に、オスプレイがモロッコで事故を起こしたが、この原因について米政府から説明を受け、沖縄県民を含め国民に説明する予定はあるか、政府の見解を問う。

八 オスプレイの配備に先立ち、国会議員を始め、地元政治家、首長、マスコミ等にオスプレイの試乗を行うよう日本政府から米軍に働きかけをする予定はあるのか、政府の見解を問う。

九 オスプレイが現在運用されているCH-46より安全と、日本政府が認識・評価している理由について明らかにされたい。

十 オスプレイの離着陸及び飛行時に発生する騒音が、CH-46より小さいと評価しているのか、それとも大きいと評価しているのか、日本政府の見解をその理由とともに明らかにされたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

普天間飛行場への垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)の配備については、米国政府が米軍の運用上の必要性から、老朽化した航空機を新しい機種に換装するものであると承知しており、我が国政府として、容認し、又は反対するような性格のものではない。

二について

普天間飛行場へのMV二二の配備については、平成二十四年の後半に十二機の回転翼機CH四六(以下「CH四六」という。)に替えて同数のMV二二を、平成二十五年の後半に残り十二機のCH四六に替えて同数のMV二二を、それぞれ配備するものと承知しており、これらの入替えが完了するまでの間は、CH四六とMV二二が共に同飛行場に配備されている状態になると承知している。

三について

平成十八年五月一日の日米安全保障協議委員会(以下「SCC」という。)の際に発表されたSCC文書「再編の実施のための日米ロードマップ」において、普天間飛行場のKC一三〇空中給油機(以下「KC一三○」という。)は、岩国飛行場を拠点とすることとされている。MV二二の配備後、KC一三〇の移駐が完了するまでの間は、KC一三〇とMV二二が共に普天間飛行場に配備されている状態になると承知している。

四、六及び八について

普天間飛行場へのMV二二の配備については、政府として、より円滑に行われるよう米国政府に必要な申入れを行っているが、同配備の方法等に関する詳細については、現時点で決まっていない。

五について

普天間飛行場へのMV二二の配備について、沖縄において反対の声があることは承知しているが、政府としては、MV二二に係る安全性等について、沖縄の皆様が安心できるよう、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。

七について

政府としては、米国政府に対し、御指摘の事故の原因や対策等について、速やかに情報提供するよう、様々なレベルで申し入れてきたところである。

その結果、同国政府が実施してきた航空機事故安全調査を通じ確認されたデータによれば、機体に機械的な不具合はなかったと断定され、機体の安全性に何ら問題はないとの連絡を同国政府から受けたところである。

なお、同国政府において航空機事故安全調査とは別に同国政府の法務官による調査が行われているところであり、政府としては、今後、新たな情報が得られた場合には、沖縄の皆様に丁寧に誠意をもって説明していく考えである。

九について

現在普天間飛行場に配備されているCH四六は、これまで安全に運用されてきていると承知しており、また、MV二二については、開発・試験段階において発生した事故を教訓として改良が重ねられた結果、必要な安全基準を満たすものとして、米国政府からその量産が承認され、現在、米海兵隊の主力輸送機として配備が進められているものと承知している。

十について

これまでに得られたデータによれば、MV二二の騒音は、CH四六の騒音と比較して、巡航時はより小さく、ホバリング時はより大きくなるが、着陸時はほぼ同程度であり、普天間飛行場の周辺に与える騒音の影響は、CH四六からMV二二への換装の前後でほとんど変わらないと承知している。

参議院の原文

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