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MV22オスプレイの配備に関する第三回質問主意書

参議院 第180回 第193号お答えすることは困難 ×1

提出者
参議院
提出日
2012年7月13日
内閣転送 2012年7月18日
答弁書受領日
2012年7月24日
提出から11日
答弁の項目数
8
質問 1,788字/答弁 1,227字

質問本文

平成二十四年七月十日の参議院予算委員会において、森本防衛大臣より、米海兵隊所属MV22オスプレイ(以下「オスプレイ」という。)の岩国基地への揚陸及び試験飛行に関し、種々答弁があった。

右の点を踏まえ、以下質問する。

一 米軍はオスプレイ沖縄配備に際し、何故、直接沖縄(那覇軍港)に搬入せず、米軍岩国基地に揚陸し試験飛行を行うのか、その理由について、政府の承知するところを明らかにされたい。

二 山口県知事及び岩国市長も、オスプレイの安全性に関する説明等に納得できないとして、オスプレイの揚陸そのものに反対しているが、何故、米軍は岩国基地搬入にこだわるのか、その理由について、政府の承知するところを明らかにされたい。また、他の港に陸揚げし、陸送により横田基地や厚木基地等に搬入し、試験飛行を行う等他の手段等について、日本政府から要請しないのか。日本政府の見解を問う。

三 山口県知事選挙は本年七月十二日告示、同二十九日投票であり、現知事はオスプレイの岩国基地揚陸反対の意向を示しているため、オスプレイの岩国基地揚陸が候補者の選挙公約にも影響しかねない。オスプレイの岩国基地揚陸は、森本防衛大臣によれば、山口県知事選挙の投票日前のスケジュールと見積もられるとの発言があった。オスプレイの岩国基地揚陸が山口県知事選挙に与える影響を、日本政府はどのように認識しているのか、選挙戦前半の状況を踏まえた上で、その見解を明らかにされたい。

四 何故、山口県知事選挙の最中に、オスプレイを岩国基地に揚陸することになったのか、その理由を示されたい。また、揚陸日時の投票日後への変更等を米国政府に日本政府から要請した事実はあるのか、明らかにされたい。

五 オスプレイの岩国基地揚陸に際しては、その日程が分かれば山口県等に説明すると、野田内閣総理大臣及び森本防衛大臣が明言しているが、説明対象となっている自治体名(基礎自治体含む)をすべて明らかにされたい。

六 オスプレイの岩国基地揚陸に際しては、陸上だけでなく、海上での抗議行動も予想されるが、日本政府は、米国政府から要請があれば、揚陸を円滑に行うために、海上保安庁や警察等をもって対処する考えはあるか。また、抗議行動への対処に自衛隊を運用する可能性について、政府の見解を問う。

七 森本防衛大臣は、オスプレイの岩国基地揚陸後、事故調査の結果を受け安全性が確認されるまでの間、一切の飛行は行わないと明言しているが、飛行以外に滑走路等でのエンジン始動や地上走行も一切行わないとの理解で良いのか。または、エンジン始動や地上走行はあり得るとの認識なのか。政府の見解を問う。

また、仮にエンジン始動を行う場合でも、山口県知事選挙の終了以降に行うよう米国政府に申し入れることは可能か。また、そのような申入れを行う考えはあるか。政府の見解を問う。

八 オスプレイを岩国基地から沖縄普天間基地へ配備するためには、事前に岩国基地周辺で試験飛行を行うことが必要となるが、試験飛行は洋上のみか、または、陸の上空でも行うことはあるのか。政府の承知するところを示されたい。

九 岩国基地周辺でオスプレイの試験飛行を行う際、観光客が安全性に不安を持ち、宮島観光や錦帯橋観光等に影響を与える可能性も否定できないと考えるが、これらの実害や風評被害対策、損害賠償対応の苦情窓口及び実害対応は日本政府が担うのか、または、米国政府になるのか。日本政府の見解を問う。

同じく、洋上で試験飛行を行う際、安全性を不安視する漁民が出漁を取り止める可能性についても否定できないが、これらの苦情窓口や実害対応は日本政府が担うのか、または、米国政府になるのか。日本政府の見解を問う。

十 オスプレイの定期修理(エンジンのオーバーホールも含む)については、森本防衛大臣は米国政府から通報を受けていないとしつつも、部隊ではなく外注で修理する可能性について、委員会で発言している。いずれにせよ安全性を担保し、国民に安心してもらう意味でも、定期修理は重要だと考えるが、政府の見解を問う。

また、オスプレイの定期整備については、整備後の試験飛行も重要であり、安全上の観点からも米国政府に説明を求めた上で、沖縄県や定期整備を行う工場が所在する自治体に説明する必要があると思うが、政府の見解如何。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一、二及び四について

日米間のやり取りの詳細について明らかにすることは、米国との関係もあり、差し控えたいが、政府としては、普天間飛行場への垂直離着陸機MV二二オスプレイ(以下「MV二二」という。)の配備が円滑に行われるよう米国政府に必要な申入れを行ってきたところである。その結果、MV二二については、普天間飛行場への配備に先立ち、港湾施設を有する飛行場である岩国飛行場に船舶により輸送して、陸揚げを行い、同飛行場において機体整備と若干の準備飛行を行った上で、普天間飛行場へ飛行することにより、安全かつ円滑に同飛行場への配備を行うことが可能であるとの理由から、岩国飛行場において陸揚げが行われることになったものである。MV二二の陸揚げの時期については、米軍の運用上の観点から判断されたものと承知している。

三について

岩国飛行場におけるMV二二の陸揚げが御指摘の山口県知事選挙に与える影響について、お答えすることは困難である。いずれにせよ、政府としては、引き続き、MV二二に係る安全性等について、地元の皆様の理解が得られるよう、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。

五について

お尋ねの「日程」の説明については、青森県、三沢市、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、群馬県、東京都、立川市、青梅市、昭島市、福生市、武蔵村山市、羽村市、西多摩郡瑞穂町、新潟県、富山県、長野県、静岡県、御殿場市、裾野市、駿東郡小山町、大阪府、奈良県、和歌山県、広島県、大竹市、山口県、岩国市、大島郡周防大島町、玖珂郡和木町、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、佐世保市、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県及び宜野湾市に対して行った。

六について

岩国飛行場におけるMV二二の陸揚げについては、安全確保等の観点から、関係省庁間で必要な連携を行い、適切に対処してきたところである。

七について

米国政府においては、本年四月にモロッコで発生したMV二二の事故の調査結果と同年六月に米国フロリダ州で発生した垂直離着陸機CV二二オスプレイの事故の調査結果が我が国政府に提供され、飛行運用の安全性が再確認されるまでの間は、我が国におけるいかなるMV二二の飛行運用も控えることとしているが、地上におけるエンジンの調整等を行うことはあり得ると承知している。また、現時点において、お尋ねのような申入れを行う予定はない。

八について

MV二二の準備飛行については、岩国飛行場の東側海上方向に設定されている既存の飛行経路が使用されるものと承知している。

九について

お尋ねのような影響があった場合の対応等については、我が国政府が関係法律等に基づき適切に行うこととなる。

十について

お尋ねのMV二二の定期修理の方法等については、現在、米国政府に対して照会しているところであり、情報の提供があった場合には、関係地方公共団体に対して、丁寧に誠意をもって説明していく考えである。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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