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独立機関としての会計検査院に対する国民の信頼失墜に関する質問主意書

参議院 第196回 第45号お答えすることは困難 ×2検討してまいりたい ×1

提出者
参議院
提出日
2018年3月19日
内閣転送 2018年3月22日
答弁書受領日
2018年3月27日
提出から8日
答弁の項目数
4
質問 965字/答弁 1,288字

質問本文

一 会計検査院は、今般のいわゆる森友文書問題において、財務省が作成した決裁文書に複数のバージョンがあることを、遅くとも昨年五月の時点で把握していたにもかかわらず、財務省の言い訳を鵜呑みにして、国民が会計検査院に期待する十分な検査を行ってこなかった結果、財務省の隠蔽工作に加担してしまったと言えるのではないかと考えるが、これに対する会計検査院の見解について、政府の把握するところを明らかにされたい。

二 今般の検査に際し国土交通省から提出されたものがドラフトである旨を財務省は会計検査院に説明したとのことだが、それは事実か明らかにされたい。また、財務省はどのような意図でそのような説明をしたのか明らかにされたい。さらに、決裁文書として番号や押印などが同一でかつ書式が整っている提出書類が「ドラフト」であることは常識的に考えてありえないと考えるが、「ドラフト」とはどのような意味であると会計検査院は理解したのか、政府の把握するところを明らかにされたい。あわせて、会計検査に際し今般の検査と同じ意味の「ドラフト」を提出した例はあるのか明らかにされたい。

三 今般のいわゆる森友文書問題における、前記一及び二のような会計検査院の対応は、果たして独立機関としての会計検査院の矜持、倫理、責務に照らして適切だったのか、これに関する会計検査院の見解について政府の把握するところを明らかにされたい。

四 会計検査院は、この案件が特例承認の決裁として行われた当該年度の通常の会計検査において、国民の期待する責務をきちんと果たしてこなかったのではないかと考えるが、これに対する会計検査院の見解について政府の把握するところを明らかにされたい。

五 今般のいわゆる森友文書問題における、前記一及び二のような会計検査院の不作為により、長年にわたり先人が築き上げてきた会計検査院に対する国民の信頼は地に墜ちたとの誹りを免れないと考えるが、これに対する会計検査院の見解について政府の把握するところを明らかにされたい。

六 今回明らかになった財務省による決裁文書改ざんを受けて、会計検査院は、本院からの再要請を待たずして、自主的に検査をやり直しすべきではないかと考えるが、これに対する会計検査院の見解について政府の把握するところを明らかにされたい。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一、三及び五について

お尋ねについては、平成三十年三月十六日の参議院予算委員会において、会計検査院の説明員から「今回の事態につきまして、会計検査院に対し厳しい御批判をいただいていることは十分に承知をしております。会計検査院といたしましては、人員や期間の制約の中で最大限の努力を払って、膨大な資料の収集や分析を行いつつ報告の取りまとめを行ってきたものであり、その中でよもや書類が書き換えられているとの思いには至らず、その文書自体の真正性の検証については必ずしも最優先事項とは位置付けられていなかったものでございます。いずれにいたしましても、厳しい御批判を受けていることにつきましてはこれを重く受け止め、会計検査院の検査について御理解いただけるように取り組んでいきたいというふうに考えております。」との答弁があったと承知している。

二について

お尋ねの「今般の検査に際し国土交通省から提出されたものがドラフトである旨を財務省は会計検査院に説明したとのことだが、それは事実か明らかにされたい」については、財務省及び国土交通省が会計検査院に提出した、学校法人森友学園への大阪府豊中市野田町千五百一番所在の土地の管理処分に係る貸付決議書について、財務省近畿財務局において、国土交通省が提出したものがドラフトである旨の説明がなされていた。

お尋ねの「財務省はどのような意図でそのような説明をしたのか明らかにされたい」については、現在、財務省において、決裁文書の書換えの事実について、全省を挙げて、職員への聞き取りや文書の確認等の調査を実施しているところであり、最終的に調査結果を踏まえる必要があるため、現時点でお答えすることは困難である。

お尋ねの「「ドラフト」とはどのような意味であると会計検査院は理解したのか、政府の把握するところを明らかにされたい」については、内閣に対し独立の地位を有する会計検査院が、会計検査の過程において、財務省が行った説明をどのように理解したのかについては、政府としてお答えする立場にない。

お尋ねの「会計検査に際し今般の検査と同じ意味の「ドラフト」を提出した例はあるのか明らかにされたい」については、その趣旨が明らかではないため、お答えすることは困難である。

四について

内閣に対し独立の地位を有する会計検査院の会計検査について、政府としてお答えする立場にない。また、お尋ねの「会計検査院の見解」について、政府として把握しているところはない。

六について

お尋ねについては、平成三十年三月二十日の参議院予算委員会において、河戸会計検査院長から「昨年十一月に国会へ提出いたしました報告書につきましては、各種の資料や説明に基づいて検査を実施しており、今回書き換えられていたことが明らかとなった決裁文書のみに基づいて記述したものではございませんが、今般、決裁文書に関する問題が明らかになりましたことなどから、決裁文書の書換えに至る経緯及びその内容を確認するなどして、報告書の記述についても改めて検討してまいりたいと考えております。」との答弁があったと承知している。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

お答えすることは困難 ×2検討してまいりたい ×1

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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