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安倍首相と日朝首脳会談に関する質問主意書

参議院 第200回 第27号趣旨が明らかではない ×2

提出者
参議院
提出日
2019年10月15日
内閣転送 2019年10月21日
答弁書受領日
2019年10月25日
提出から10日
答弁の項目数
3
質問 846字/答弁 654字

質問本文

安倍首相は日朝首脳会談の実現を「条件をつけず」にめざすと最近語っています。この発言の真意について質問します。

一 安倍首相は今年五月一日に行われた産経新聞のインタビューで、「条件をつけずに金正恩朝鮮労働党委員長と会って、率直に、虚心坦懐に話し合ってみたい」と語ったと報じられました(令和元年五月二日付けの産経新聞記事)。この紙面の見出しでは「首相「無条件で日朝会談」 拉致解決 北へ決意示す」とあります。政府は、安倍首相が日朝首脳会談を「条件をつけず」に開催したいと語ったのは、このインタビューがはじめてだと認識していますか。またこの発言を前提にすれば、政府は、これまでは日朝首脳会談の実現に「条件をつけていた」ことになります。その「条件」とはどういう内容だったのですか、具体的にお示しください。

二 前記一の産経新聞記事では「首相は「拉致問題を解決することは、まず日朝平壌宣言にのっとって国交正常化することだ」とし、平成十四年に当時の小泉純一郎首相と金正日国防委員長が署名した日朝平壌宣言が交渉の基礎との考えも示した」と報じられています(以下「この報道」とする)。この報道が事実なら、拉致問題の解決は「出口」であって、まず日朝国交正常化を実現すべきと安倍首相が考えているとしか理解できません。政府は、この報道のとおり、安倍首相が拉致問題の解決を日朝国交正常化の「出口」に位置づけたと認識していますか。

三 安倍首相へのインタビューの詳細を報じた同月三日付けの産経新聞記事には、前記二のこの報道における安倍総理の発言に関するくだりがありません。さらにいえば「日朝平壌宣言」という表現もありません。インタビューの詳細の公表にあたって、政府は、安倍首相がインタビューで行った当該発言を産経新聞社に削除させたのですか。そうならば削除させた理由をお示しください。あるいは、政府は、前記二のこの報道が正確ではなく、安倍首相が語っていないことを語ったかのように報じられたと認識していますか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねについては、安倍内閣総理大臣が日朝首脳会談の実現について「条件をつけず」との表現を用いたのは、御指摘の「今年五月一日に行われた産経新聞のインタビュー」における発言が初めてである。

また、御指摘の「政府は、これまでは日朝首脳会談の実現に「条件をつけていた」ことになります」の趣旨が必ずしも明らかではないが、御指摘の安倍内閣総理大臣の発言の趣旨は、令和元年五月九日の参議院内閣委員会において、安倍内閣総理大臣から「北朝鮮の核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と向き合うとの決意を私は従来から述べてきたところでございます。条件を付けずに会談実現を目指すとは、そのことをより明確な形で述べたものであります。」と答弁しているとおりである。これ以上の詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えすることは差し控えたい。

二について

お尋ねの「安倍首相が拉致問題の解決を日朝国交正常化の「出口」に位置づけた」の趣旨が必ずしも明らかではないが、北朝鮮との関係に関する政府の方針は、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、日朝国交正常化を実現していくというものである。

三について

報道機関の取材や報道内容について、政府としてコメントすることは差し控えるが、政府としては、言論の自由を始め、表現の自由は、憲法で保障された基本的人権の一つであり、これを尊重することは当然のことと考えている。

参議院の原文

この答弁書に出てくる定型句

趣旨が明らかではない ×2

語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。

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