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運輸政策審議会の答申に関する質問

参議院 第96回 第9号

提出者
参議院
提出日
1982年3月19日
内閣転送 1982年3月20日
答弁書受領日
1982年4月23日
提出から35日
答弁の項目数
5
質問 596字/答弁 987字

質問本文

運輸政策審議会の答申に関する質問主意書

運輸省は現在、総合交通政策の答申の中から特に安全保障問題をとりあげ、その検討を運輸政策審議会に委嘱しているが、次の各項につき政府の見解を伺いたい。

一 作業の進め方と検討項目、また構成メンバー、機構について示されたい。

二 検討作業は、いまどのような段階になつているのか。

三 作業終結の見通しと答申の予定時期はいつか。

四 この検討作業は、単に運輸政策の範囲にはとどまらない広範なテーマを含んでいると思う。シーレーンの確保、ホルムズ・マラッカ両海峡問題、備蓄対策など、いずれをとつてもわが国としての安全保障あるいは危機管理問題にかかわつている。政府としては、この答申を受けたあとどのように対応する考えか。

五 少なくとも関係省庁はもとより、民間の海運、造船をはじめ多くの関連分野の専門家を横断的に網羅した機関を創設して審議すべきではないか。

六 また政府として対応する場合、運輸省が中心となつて調整をするのか、それとも総合安全保障関係閣僚会議にゆだねる考えか。

七 わが国における海上輸送防衛論議は、きわめて常識的かつ一般的な域にとどまつており、わが国の総合政策、あるいは有事対策、危機管理システムの重要な一分野としての掘り下げと位置づけを欠いているのではないか。政府としては、この答申を契機とした本格的な取り組みをする考えはないのか。

右質問する。

参議院の原文・経過

政府答弁書

一について

運輸政策審議会においては、総合安全保障部会を設け、運輸行政に関する総合安全保障に係る施策について調査審議を行つており、その検討項目、構成メンバー及び機構については、別紙一から三のとおりである。

二について

総合安全保障部会に二つの小委員会を設け、第一小委員会においては、海上安定輸送確保対策及び国際協調の推進に関し、また、第二小委員会においては、エネルギーの受入れ、備蓄及び国内二次輸送対策並びに大規模災害等の緊急時対策に関し、現状、問題点等について、昨年十一月以降現在までにそれぞれ五回の小委員会が開催され検討が行われているところである。

三について

運輸政策審議会に対しては、一応、本年夏頃を目途に結論が得られるよう依頼しているところであるが、具体的な時期については、今後の審議状況のいかんによるものと考えている。

四、六及び七について

我が国の安全保障を確保するためには、防衛、経済、外交等を含めた広い立場からの努力が必要である。御指摘の問題についても、現在、運輸省を始め関係行政機関において行つているそれぞれの所管事項を中心とする検討の結果を踏まえ、国民の理解を得つつ、関連諸施策の推進に努めてまいる所存である。

なお、総合的な安全保障の視点から、各般の施策の整合性を保つため必要な場合には、総合安全保障関係閣僚会議の場等を通じて協議を行い、その結果を各行政機関の施策に反映させるよう努めてまいりたい。

五について

総合安全保障部会においては、別紙二のとおり各分野にわたる有識者をメンバーとして調査審議が進められている。また、御提案のような機関の創設については、今後、国民世論をも踏まえつつ慎重に考慮すべき問題と考える。

別紙一 運輸政策審議会総合安全保障部会の検討項目 1/2

別紙一 運輸政策審議会総合安全保障部会の検討項目 2/2

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 1/6

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 2/6

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 3/6

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 4/6

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 5/6

別紙二 運輸政策審議会総合安全保障部会の構成メンバー 6/6

別紙三 運輸政策審議会総合安全保障部会の機構

参議院の原文

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