ことばで探す › 衆議院 第177回
インターネット上での誹謗中傷、いわゆる「ネットいじめ」対策に関する質問主意書
衆議院 第177回 第193号検討してまいりたい ×1
質問本文
IT社会が進んでいく中で、様々な問題が発生している。インターネット上で児童生徒同士が、「学校裏サイト」と称した掲示板で誹謗中傷し合う、いわゆる「ネットいじめ」の問題がある。
私の地元青森県教育委員会が、窓口をホームページ上に設置した二〇一〇年七月から二〇一一年三月までの通報件数は百件を超えた。これについて県教育委員会は、「通報件数は氷山の一角」と分析している。
小中高の児童生徒が被害を受けていることが、極めて憂慮に堪えない。
従って、次の事項について質問する。
一 国として、いわゆる「ネットいじめ」における被害状況を調査したことがあるのか。
二 小中高の児童生徒が被害を受けている「ネットいじめ」の状況を菅内閣はどのように捉え、どのように分析しているのか。
三 二に関連し、「ネットいじめ」被害を防止するため、国としてどのような対策を講じているのか。また、都道府県教育委員会や市町村教育委員会、小中学校や高校の現場とどのように連携して取り組んでいくのか、菅内閣の見解如何。
四 「ネットいじめ」の被害を防止するため、各プロバイダに対し、国として具体的な協力体制を要請していく考えはあるのか。
右質問する。
政府答弁書
一及び二について
文部科学省においては、平成十八年度から、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」において、国公私立の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校における「パソコンや携帯電話等で、誹謗中傷や嫌なことをされる」態様のいじめの学校による認知の状況を調査しているところ、その件数は、全体で平成二十年度以降減少している。その要因として、一部の教育委員会からは、情報化社会において適切な行動をとるための基礎となる考え方や態度を養う「情報モラル教育」の効果が現れてきたこと等が挙げられているが、一方で、その閲覧にパスワードの入力が必要な掲示板等を利用したいじめが行われるようになるなど、いわゆる「ネット上のいじめ」について学校による認知が困難化している状況もあると聞いている。
三について
文部科学省においては、「ネット上のいじめ」の防止に資する対策として、「ネット上のいじめ」に対応するための基本的な知識や方法等をまとめた「「ネット上のいじめ」に関する対応マニュアル・事例集(学校・教員向け)」や、児童生徒の携帯電話の適切な利用方法に関する児童生徒及び保護者向けのリーフレット等を作成し、これらを各教育委員会等に配布しているほか、学校等においてインターネット上の書き込みを監視し、「ネット上のいじめ」等の発見及び対処につなげる取組である「学校ネットパトロール」が更に効果的に実施されるよう調査研究を行うなどしているところである。
また、総務省の委託により、インターネット上の誹謗中傷を含む違法・有害情報に関する相談業務等を行う「違法・有害情報相談センター」において、学校関係者や保護者への相談対応、セミナーの実施等を行っているところである。
教育委員会や学校においては、「ネット上のいじめ」の防止のため各種の取組を行っているところであるが、政府としては、今後とも、教育委員会や学校の取組状況を把握し、必要な対策を講じてまいりたい。
四について
文部科学省においては、「ネット上のいじめ」を防止するため、現在、三についてで述べたような学校等における取組を進めているところであるが、今後、必要に応じ、プロバイダ等との協力の在り方を含め、更なる「ネット上のいじめ」防止対策の在り方について検討を進めてまいりたい。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。