ことばで探す › 衆議院 第208回
プライマリーバランス黒字化に関する質問主意書
衆議院 第208回 第76号
質問本文
「経済財政運営と改革の基本方針二〇二一」においては、財政健全化目標として、二〇二五年度の国・地方を合わせたプライマリーバランス黒字化を目指すことが記載された。六月に策定予定の「経済財政運営と改革の基本方針二〇二二」において、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化を目指すことが記載されるのか否かについては、現時点では明らかではないが、本年五月十六日の令和四年第六回経済財政諮問会議の鈴木議員提出資料「財政制度等審議会の建議の方向」においては、「二〇二五年度PB黒字化等の目標を堅持し」と記載され、財政制度等審議会が本年五月二十五日に取りまとめた建議「歴史の転換点における財政運営」においては、「�T.総論」の「2.財政健全化目標の堅持の必要性」中「(2)重要性増すプライマリーバランス黒字化目標」等で、プライマリーバランス黒字化達成の必要性が強調されている。
そこで、以下質問する。
一 二〇二五年度の国・地方を合わせたプライマリーバランス黒字化を目指すことがなぜ必要なのか、根拠を示されたい。
二 プライマリーバランス黒字化を財政健全化の目標として採用している国はあるか、政府として把握しているところを教示されたい。
三 我が国においては、プライマリーバランス黒字化を、いつから、なぜ財政健全化の目標として用いることとなったのか、教示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねについては、二千二十五年度の国・地方を合わせたプライマリーバランス(以下「基礎的財政収支」という。)の黒字化を財政健全化目標とした「経済財政運営と改革の基本方針二〇一八」(平成三十年六月十五日閣議決定)において、「少子高齢化の進展や現役世代の減少などの人口構造の変動を踏まえれば、団塊世代が七十五歳に入り始めるまでに、社会保障制度の基盤強化を進め、全ての団塊世代が七十五歳以上になるまでに、財政健全化の道筋を確かなものとする必要がある。」とされている。
二について
お尋ねの「プライマリーバランス黒字化を財政健全化の目標として採用している国」については、現時点で、政府として把握しているわけではない。なお、欧州連合加盟国においては、基礎的財政収支に利払費を加えた財政収支を基準としたルールが設定されていると承知している。
三について
お尋ねの「プライマリーバランス」については、「今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革に関する基本方針」(平成十三年六月二十六日閣議決定。以下「骨太方針二〇〇一」という。)において、「平成十四年度において、財政健全化の第一歩として、国債発行を三十兆円以下に抑制することを目標とする。その後、プライマリーバランスを黒字にすることを目標として政策運営を行う。」とされた。
また、骨太方針二〇〇一において、「本格的な財政再建に取り組む際の中期目標として、まずは「プライマリーバランスを黒字にすること(過去の借金の元利払い以外の歳出は新たな借金に頼らないこと)」を目指すことが適切である。」とされ、その意義として、「現在の行政サービスにかかる費用は、将来の世代に先送りすることなく現在の税収等で賄うということであり、世代間の公平を図る上で重要である。」ということ及び「財政の中長期的な持続可能性を回復するためにも、プライマリーバランスを黒字にすることが、その前提となる。・・・金利が成長率を上回っている場合、つまり、元本と利子の合計がGDP以上のスピードで増える状況では、債務残高が対GDP比で増大することを止めるためには、まずは、元利払い以上の借金を新たに行わないことが必要条件となる。」ということが挙げられている。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。