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米海軍小柴貯油施設の安全性に関する質問主意書
衆議院 第78回 第13号
質問本文
衆議院議長 前尾繁三郎 殿
米海軍小柴貯油施設の安全性に関する質問主意書
第七十七国会の衆院内閣委員会(昭和五十一年八月二十六日)において同僚の中路雅弘議員は、在日米軍貯油施設を管理、運営する在日米海軍補給廠が本国の米太平洋海軍施設工兵司令官に出した在日米軍の石油施設の状況をまとめた報告書(昭和四十八年十一月)をはじめて明らかにした。
それによると横浜市金沢区にある小柴貯油施設のタンクは構造上の弱点などからほとんど穴があいていたり、裂け目があつたり、壁のエポキシ樹脂がはげ落ちたりなどで二十四基あるタンクのうち、揮発性の高いジェット燃料貯蔵に適したタンクは二基だけで、ある程度の資金投入により修理可能なタンク五基、大規模な修理が必要なもの九基、使用に疑問のあるタンク四基があり、ジェット燃料貯蔵を続けるためには緊急対策が必要と指摘されているものである。
この事実が明らかにされてからさらに住民の中に米軍タンクにたいする不安が広がつている。
また、十月六日の朝日新聞の報道によれば、報告書をもとに朝日新聞社が米軍にその状況報告を求めていたが、十月六日に回答があり、�@危機状態と緊急修理に九百二十万ドルを出費�A欠陥のひどい幾つかのタンクの使用停止を解除�B安全確保のためさらに二百五十万ドルを出費していることを、その回答は明らかにしている。
よつて、次の事項について質問いたしたい。
一 朝日新聞社に対する米海軍の回答によれば、小柴貯油施設の欠陥タンクについて約一、一七〇万ドルを費やし、補修したとしているが、米軍はどのような補修工事を行つたのか、今後の補修計画があるのか、また、補修したことにより、その安全性が保たれるようになつたのかどうか現在の状況について明らかにされたい。
二 小柴施設の安全性の調査のため、地方自治体等の立入り調査を認めるよう政府として米軍に申し入れるべきと思うがどうか。
右質問する。
政府答弁書
一について
1 小柴貯油施設におけるタンク補修のために約一、一七〇万ドルを費やしたという米軍の朝日新聞社に対する回答は、小柴貯油施設のタンク修理のみに要した費用ではなく、昭和四十六年以降、沖繩を除き、在日米海軍が管理している貯油施設にあるタンクの修理のために約九二〇万ドル、タンクの安全性確保に必要なその他の措置のために約二五〇万ドル、合計約一、一七〇万ドルを支出したという意味のものである。
小柴貯油施設におけるタンクについては、前述の経費の中から支出し、修理を行つてきたと承知している。
2 更に米軍は、本施設のタンクのうち一部について現在使用を中止し、これらについて別途予算措置を講じ、補修工事を実施の予定であると承知している。
なお、小柴貯油施設に存在するタンクで修理済みのものを含め、現在使用中のものは、安全な状態で使用されている由である。
3 米軍としては、施設・区域内のタンクの安全を確保するため、従来より努力しており、今後とも、積極的にかかる努力を続行する旨の意向を表明している。
二について
在日米軍施設・区域への立ち入りについては、一般に、米軍の同意を必要とし、地方公共団体の職員の立ち入りに関しては、個々の場合の事情に応じて当該地方公共団体と現地米軍当局との間で調整が図られている。したがつて、小柴貯油施設についても同様に取り扱われるべきものと考える。
右答弁する。
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