ことばで探す › 衆議院 第94回
湖沼の環境保全に関する質問主意書
衆議院 第94回 第36号
質問本文
衆議院議長 福田 一 殿
湖沼の環境保全に関する質問主意書
政府が今国会に提出を約束していた「湖沼環境保全法案」(又は、「湖沼水質保全法案」)について、環境庁は通産省の強い反対で今国会提出を断念したことが巷間、報道されている。
この報道が事実とすれば、湖沼における富栄養化の激化、赤潮の発生、飲料水源の不適正化などが進行していることから、湖沼の環境保全が焦眉の急とされている時に誠に遺憾である。
従つて、次の事項について質問する。
一 政府は、同法案について今国会提出を断念したのか、それとも最後までその提出と成立を図る考えか。また、断念したのであればその理由は何か。さらに、次の第九十五回国会に提出を約束することができるか。
二 同法案の提出について通産省が強く反対したために今国会提出を断念したといわれているが、通産省は、同法案へ環境庁案)又は湖沼の環境保全についていかなる見解を持つているか。
三 同法案の名称について、当初は「湖沼環境保全法案」とし、湖沼の全体的な環境保全を図るところにその狙いを置いた法案であつたが、その後各省庁間の意見調整の中で、「湖沼水質保全法案」という水質保全に目的を限定した法案に名称と内容を変更していつた、その経過と理由を示せ。
四 政府は、同法案が成立するまでの問早急かつ抜本的な対策が必要とされている湖沼の環境保全について、どのような具体策を講ずる考えか。
五 建設省は、湖沼の環境保全を図るために湖沼周辺の自然環境の保全、立地の規制及び土地利用の適正化等所要の措置を早急に講ずべきであると考えるがどうか。また、そのための法制化を図る考えはないか。
右質問する。
政府答弁書
一について
環境庁と通商産業省との間で調整がつかず、今国会への提出を見送つたものであるが、今後できる限り早い機会に国会に提出することといたしたい。
二について
通商産業省においても、湖沼の環境保全は重要であると認識しており、今後とも湖沼の環境保全上必要かつ有効適切な対策について取り組んでまいる所存である。
三について
環境庁においては、同法案の目的を特に対策が必要な湖沼の水質の保全に重点を置いたものとし、湖沼の水辺環境の保全については、自然公園法等の既存の法制度を活用することを検討している。
四について
水質汚濁防止法による排出水の排出の規制等、既存の諸制度を活用して湖沼の環境保全を図ることといたしたい。
五について
建設省においては、湖沼及びその周辺の環境保全については、都市計画法、河川法等の既存の法制度の十分な活用を図ること等により対応してまいりたい。
右答弁する。
似た質問主意書
件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。