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北澤防衛大臣の発言の無責任性と閣僚としての責務に関する質問主意書
参議院 第174回 第46号
質問本文
国の防衛を司る防衛大臣の言動は極めて重いものであるが、防衛大臣によるその時々の発言が自衛官の士気を低下させ、また防衛行政にも大きな影響を与えている。
陸上自衛隊第四十四普通科連隊長の日米共同訓練開始式における発言を巡り、本年二月十二日の記者会見において、記者からの「本人は広報を通じて、「首相の発言を、政治家の発言を引用したものではない」というふうに話しているというふうに聞いていますが、大臣の受け止めはその首相の発言を引き合いに出して話をしているというふうに感じられているということですか」との質問に対し、北澤防衛大臣は、「恐らく、本人もそういう意図的なものは全くなかったのだろうと思っております」と答えている。しかし、その翌十三日に長野県長野市で行われた会合では、「一番の指揮官である首相の言葉を揶揄する発言を幹部自衛官がすることは許し難い」、「クーデターにつながる極めて危険な思想だ」と発言したと報道されている。
また本年三月五日の参議院予算委員会において、私は政府に対し、普天間移設問題に関して与野党の協議機関を設置する意向の有無を問うたが、平野官房長官は「政府の責任においてこれは決めていくべきこと」と答弁した。北澤防衛大臣もその場にいたにも関わらず、同月七日、長野県茅野市の会合で、「自民党は「できなかったら辞めるのか」ばかりだ。「私たちも協議に乗るから一緒に考えよう」と言うくらいの国士的な思いがあっていい」と批判したと報道されている。
右の点を踏まえ、以下質問をする。
一 北澤防衛大臣は、中央における発言と選挙区における発言に違いがあるように見受けられるが、その真意は何か。
二 北澤防衛大臣は、普天間移設問題に関して、本年三月五日の参議院予算委員会における与野党の協議機関設置という私の提案をどのように受け止めたのか。
三 北澤防衛大臣は、通常国会会期中であり、また普天間基地移設に関する問題が極めて混迷を深めている中、大臣就任以来現在まで、どれぐらいの頻度で選挙区に帰っているのか。選挙区入りの日時、目的、また選挙区入りに際して防衛省職員である秘書官を帯同しているのか、それぞれ明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
本年二月十二日の記者会見における御指摘の北澤防衛大臣の発言は、国家の意思に基づき行われる政治や外交の役割を否定していると受け取られかねず、また、自衛隊の最高指揮官である鳩山内閣総理大臣の発言を揶揄しているという誤解を招くようなものであり、自衛隊が厳格な文民統制の原則の下にあることを踏まえると、意図的なものでなかったとしても、幹部自衛官であり、かつ、部隊指揮官でもある者の公の場における発言としてふさわしくないものであったという趣旨で述べたものである。
また、翌十三日の長野県長野市における御指摘の発言も、自衛隊の最高指揮官である鳩山内閣総理大臣の発言を揶揄しているという誤解を招くようなものであり、幹部自衛官であり、かつ、部隊指揮官でもある者の公の場における発言としてふさわしくないものであったという趣旨で述べたものである。
したがって、「中央における発言と選挙区における発言に違いがある」との御指摘は当たらないと考えている。
二について
普天間飛行場の移設問題については、政府として責任を持って解決すべき事柄であると考えており、安全保障上の観点も踏まえ、負担の軽減を願う沖縄県民の気持ちを何よりも大事にしながら、移設先となる地元の理解を求めつつ、米国とも調整をして理解を求めた上で、本年五月末までに具体的な移設先を決定する考えである。
本年三月七日の長野県茅野市における御指摘の発言は、我が国の安全保障及び沖縄県民の気持ちを大事にするという観点から、国全体としてこの問題を議論すべきであるという趣旨で述べたものであり、お尋ねの「提案」については、まずは、与野党間で御議論いただくべき問題であると考えている。
三について
北澤防衛大臣は、本年一月十五日に松本駐屯地及び自衛隊長野地方協力本部を視察するため、公務として長野県を訪問し、防衛大臣秘書官及び防衛大臣秘書官事務取扱各一名も同行している。そのほかの長野県への訪問については、北澤俊美参議院議員の政治家個人としての活動に関するものであり、政府としてお答えすることは差し控えたい。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。