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待機児童対策に関する質問主意書
参議院 第185回 第12号お答えすることは困難 ×1
質問本文
厚生労働省が発表した、四月一日現在の待機児童数は二万二千七百四十一人となっており、減少したとはいえ、依然として二万人を大きく超える深刻な状況である。また、右記の待機児童数には、保育所に入りたくても諦めたり、自治体独自の認証保育所などに通ったりしている児童は含まれず、潜在的には、はるかに多い待機児童が生じていると言われている。安倍政権が発表した「待機児童解消加速化プラン」では、二〇一七年度までの待機児童ゼロを目標に掲げ、当該年度までの五年間で保育所などの定員を四十万人増やす計画となっている。
他方で、厚労省の試算によると、二〇一七年度に必要な保育士は常勤換算で約四十六万人に対し、現在保育所で働く保育士は約三十七万人であり、新卒者を勘案しても、二〇一七年度に七万四千人が不足する見通しである。
従って、待機児童ゼロを実現するためには、保育士の確保が最も重要であると考える。右の点を踏まえ、以下質問する。
一 保育士の確保のためには、現状勤務していない保育士が保育現場に復帰する復職の支援を充実させることが大きな効果を持つ。そのためには、私がかねてから提案していたように、潜在保育士の現況の把握に努めるとともに、保育士を必要とする保育施設とのマッチングサービスを充実させる施策が必要と考えるが、この点について、政府の見解を示されたい。
二 保育士の離職を防止し、定着率を上げるためには、待遇の改善が必要である。その意味で、保育士の処遇改善事業として、平成二十四年度補正予算で三百四十億円が計上され、都道府県の安心こども基金へ資金交付がなされた。しかし、その金額では、予算積算上一人当たり給与月額にあてはめると、保育士で約八千円、主任保育士で約一万円の改善に過ぎず、全業種平均月収との十万円以上の月収格差を解消するには、到底不十分である。少子化対策の意味合いも込めて、保育士の待遇改善に思い切った予算配分を行うべきと考えるが、いかがか。また、保育士の処遇改善事業によって、保育士確保にどれ程の効果があったのか、政府の認識を明らかにされたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねについては、平成二十四年度補正予算において、安心こども基金の事業の一つとして、都道府県等が保育士の資格を有しながら保育士として保育所等で就労していない者の再就職等を支援する保育士・保育所支援センターを設置するための予算を計上しており、同センターにおいてこれらの者の現況を把握するとともに、再就職に関する相談・就職あっせん等を行っているところである。
また、平成二十五年十月十六日に、厚生労働省において「保育を支える保育士の確保に向けた総合的取組」を公表し、従来の取組に加え、「保育士マッチング強化プロジェクト」として、公共職業安定所における保育士求人に対する求人充足サービスの強化、公共職業安定所と都道府県等との連携による保育士への就職支援等を新たに実施することとしたところであり、これらの取組を総合的に推進してまいりたい。
二について
厚生労働省としては、御指摘の保育士の処遇の改善は重要であると考えており、御指摘の「保育士の処遇改善事業」については、平成二十六年度予算編成過程において、同年度の取扱いを検討することとしている。また、平成二十七年度以降については、子ども・子育て支援新制度の下で、保育士等の処遇の改善を含め、優先順位を付けながら質的な改善を図ってまいりたい。
なお、お尋ねの事業における保育士確保に資する効果について定量的にお示しすることは困難である。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。