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イージス・アショアの迎撃性能に関する質問主意書
衆議院 第200回 第179号趣旨が明らかではない ×1
質問本文
北朝鮮は依然として核兵器や弾道ミサイル能力を保持し、令和元年五月から合わせて九回、短距離弾道ミサイルなどを発射している。新型と推定される短距離弾道ミサイルが含まれているといわれ、日本にとって重大な脅威であることは間違いない。
以下質問する。
一 令和元年五月から八月にかけて発射された短距離弾道ミサイルは、ロシアの「イスカンデル」に類似していると防衛省が指摘する「KN−23」であり、大気圏内を低い高度で飛び、可変運動を伴って目標に到達するなど、これまでの弾道ミサイルとは性質が異なっている。イージス・アショアに搭載されるSM−3ブロック2Aは、大気圏外で弾道ミサイルを迎撃するための装備であることから、KN−23を撃ち落とすことはできず、現状のままではこうしたミサイルには対応できないと考えるが、政府の見解を伺う。
二 令和元年九月、中東では、サウジアラビアの石油生産施設が無人航空機(ドローン)などで攻撃される事案も発生している。これに対し、陸上に固定され、自身を防御するミサイル射撃能力を持たないイージス・アショアは、無人機の攻撃目標となりやすく、小型化し探知が難しいドローン攻撃の脅威にも対応は困難である。この点、岩屋前防衛大臣は、平成三十一年三月八日の衆議院安全保障委員会において「警察や海上保安庁とも連携協力体制を構築するほか、仮にその施設がテロや破壊工作の対象となった場合にあっても、警察部隊や近傍からの増援部隊によって迅速に対処することとしておりますし、当然、航空機による脅威ということもあり得るかもしれませんので、空自の地上レーダーで警戒監視をするとともに、陸自、空自の対空防護部隊を展開させて、又は、近傍の基地からは、当然、戦闘機を発進させる等の万全の態勢をとるということになろうかと思います」と答弁しているが、日本を防護するためのイージス・アショアであるのに、それ自体を守ることへの対応に重きが置かれ、イージス・アショア自身がそうした脅威にも対応できる能力を持たない現状のままでは、イージス・アショア導入の意義が薄いものになるのではないか、政府の見解を伺う。
三 イージス・アショアの運用の開始時期とされるのは二〇二五年頃であり、この間、対象国の技術開発が一層進み、たとえば、低高度で飛翔し、かつ可変運動能力をもった中距離弾道ミサイルが開発されるようになれば、現状のイージス・アショアの迎撃システムでは太刀打ちできず、無用の長物になりかねない。
一や二のような新たな脅威・攻撃に対して、イージス・アショアの要求性能を再考する必要性が現段階ですでに出てきている。費用対効果を勘案した上で、構成品の選定を見直すべきであると考えるが、政府の見解を伺う。
右質問する。
政府答弁書
一について
我が国が導入することとしている陸上配備型イージス・システム(以下「本件イージス・システム」という。)については、北朝鮮の核・ミサイル開発が我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威となっており、平素から我が国を常時・持続的に防護できるよう弾道ミサイル防衛能力の抜本的な向上を図る必要があることから、新たな弾道ミサイル防衛システムとしてこれを導入することとしたものであるが、本件イージス・システムの個別具体の撃破能力については、自衛隊の能力等が明らかになることにつながることから、お答えすることは差し控えたい。
二について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、本件イージス・システムに限らず、我が国の防衛に必要な装備品等について、政府として、テロや破壊工作等から防護するための措置を講ずる必要があることは当然であると考えている。
三について
仮定を前提としたお尋ねにお答えすることは差し控えたいが、いずれにせよ、一についてで述べたとおり、北朝鮮の核・ミサイル開発が我が国の安全に対するより重大かつ差し迫った新たな段階の脅威となっており、平素から我が国を常時・持続的に防護できるよう弾道ミサイル防衛能力の抜本的な向上を図る必要があることから、政府としては、本件イージス・システムの導入に向けた取組を引き続き進めていく考えである。
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件名と質問本文の冒頭の意味が近いものを、前もって計算しておいた表から近い順に8件並べました(multilingual-e5-large)。同じ言葉を使っていなくても出ます。論点が少しずれていることもあります。