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学校教育の体育の授業および運動部の活動における新型コロナウイルス感染症の感染対策に関する質問主意書

衆議院 第204回 第188号

提出者
立憲民主党・無所属
提出日
2021年6月10日
内閣転送 2021年6月16日
答弁書受領日
2021年6月22日
提出から12日
答弁の項目数
3
質問 760字/答弁 861字

質問本文

新型コロナウイルス感染症の感染が拡大して以降、学校では感染対策として原則として児童生徒にマスク着用を義務付けている。一方で、体育の授業でマスクを着用したまま持久走など激しい運動を行い死亡するという事故が発生していることから、文部科学省は体育の授業では十分な間隔を確保した上でマスク着用は不要との通知を発出している。

一方で、感染力の高いデルタ株が増加しつつある。従来株では、若い世代には、あまり感染しない、感染しても軽症で済むといわれていた。しかし、デルタ株(L452R変異)は、若い世代にも感染し、実際に学校でデルタ株によるクラスター感染が発生している。

学校現場での運動と感染症対策の両立が困難となりつつある現状を踏まえて、以下、質問する。

一 文部科学省は、これまで新型コロナウイルスの変異株であるアルファ株(N501Y変異)についての対策を通知してきた。しかし、今後、アルファ株よりも感染力が強いとされるデルタ株の流行が懸念されるところ、デルタ株に対応できる対策を先手で打つべきと考えるが、政府の見解如何。

二 感染力が強いデルタ株が流行すれば、体育の授業と感染症対策の両立が困難になることが予想される。そうなれば、体育については学習指導要領の履修が困難になることが予想されるが、感染症対策が学習指導要領の履修よりも優先することを明確にし、その旨を学校現場に通知することを提案するが、政府の見解如何。

三 運動部の部活動については、感染力が強いデルタ株が流行すれば、夏の大会の実施などが困難になることが予想される。一方で、最高学年の夏の大会は、生徒にとっては一生に一度の機会であり、通常の大会を開催できない場合であっても代替の措置(バックアップ計画)を準備しておくことを提案するが、政府の見解如何。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一について

お尋ねについては、令和三年三月二十四日の衆議院文部科学委員会において、萩生田文部科学大臣が「変異株であっても、三つの密の回避やマスクの着用、手洗いなど、基本的な感染症対策が奨励されておりますので、各学校においては、これらの基本的な対策を改めて徹底いただきたい」及び「文科省としては、変異株について必要な対応が明らかになった場合には、速やかに厚生労働省等と連携し、学校の設置者への情報提供や注意喚起の対応を行ってまいりたい」と答弁しており、御指摘の「デルタ株」についても同様に考えている。

二について

文部科学省においては、都道府県教育委員会等に対し、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」(令和二年五月二十二日文部科学省作成、令和三年四月二十八日改訂)において、「感染症対策を講じてもなお感染のリスクが高い学習活動」として、「体育、保健体育における「児童生徒が密集する運動」・・・や「近距離で組み合ったり接触したりする運動」」を挙げ、「地域の感染レベルの状況に応じて」、これらの活動を行わないようにすることや、実施について慎重に検討すること等を周知していることから、現時点において御指摘のような「通知」を新たに発出することは考えていない。

三について

運動部活動の大会の実施については、各大会の主催者が判断すべき事柄であると考えている。なお、文部科学省においては、公益財団法人日本中学校体育連盟や公益財団法人全国高等学校体育連盟等に対し、「中学生・高校生等を対象とした全国大会・コンクール等における感染拡大予防ガイドラインの策定及び生徒の成果発表の機会の確保等に係る取組について(依頼)」(令和三年六月二日付けスポーツ庁政策課学校体育室及び文化庁参事官(芸術文化担当)付学校芸術教育室事務連絡)を発出し、「部活動の大会等についても、生徒にとって日頃の活動の成果を発揮できる貴重な機会でありますので、十分な感染防止対策を講じた上で、できるかぎり実施」するよう依頼しているところである。

衆議院の原文

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