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機船底びき網漁業に関する質問主意書

衆議院 第22回 第23号

提出者
衆議院
提出日
1955年7月6日
内閣転送 1955年7月9日
答弁書受領日
1955年7月15日
提出から9日
答弁の項目数
0
質問 436字/答弁 451字

質問本文

衆議院議長 ※(注)谷秀次 殿

機船底びき網漁業に関する質問主意書

高知県下の沿岸漁民は、古来より底びきの侵漁防止対策を強く要望し、種々自己防衛、魚族保護の手段を講じ現在に至つたのであるが、その間底びき業者は当局の監視手薄なること及び露見したる場合にも、たいした行政措置がなされていないことに便乗し、漁業禁止区域を再三無視し、乱獲をかさね、現在までやむところがない。これにより底魚は、だんだん減少し、現在は絶滅寸前にあり、沿岸小釣業者との紛争を内蔵し、社会不安を伴つている。

この状態に対し、当局はいかなる処置をなす所存であるか。

左記の点に対し、明確なる回答をされたい。

一 機船底びき網を全面的に撤廃する意思があるかどうか。

二 現在、絶滅寸前にある底魚の繁殖のため、いかなる処置をなすか。

三 禁止区域を再三おかす機船底びき業者に対し、いかなる行政措置を講ずるか。

四 現在、ひんぴんとして行われている禁止区域での操業をいかなる方法をもつて監視するか。

右質問する。

衆議院の原文・経過

政府答弁書

一 機船底びき網漁業は、漁獲能率が高いため沿岸漁業との摩さつを生ずるおそれがあるので、極力これを減船整理することとし、努力を続けてきた結果、過去二箇年間に六二〇隻二万二千トン近いものを整理することができた。他種漁業への転換等により今後とも減船に努力するとともに、残存のものについても従来の漁場よりも比較的沿岸漁業と摩さつの少い沖合漁業に移行せしめる等により、資源の維持及び沿岸漁業との摩さつ防止のため努力したいが、全国的に全面廃止することは不可能と思われる。

二 底魚の繁殖保護のための一施策として、従来機船底びき網漁業に対しては禁止区域あるいは禁止期間を設けてあるが、更に繁殖保護を図るために遺憾のないよう処置したい。

三 禁止区域を侵犯する違反業者に対しては行政処分として一定期間漁業を停止し、漁船の碇泊を命じ悪質の違反者及び犯を重ねるものについては、許可の取消を行つている。

四 水産庁に所属する漁業取締船の取締能力を極力増強して禁止区域侵犯のないよう監視の万全を期すべく努力する。

右答弁する。

衆議院の原文

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