NOFX
NOFXは、数値戦略とAI判断を分離して動かすGo製のAI自動取引OSS。日本語化とペーパートレード検証が記録される。
概要
NOFX は、暗号資産・金融市場を対象とした AI自動取引OSS。売買の実行エンジンと「判断」を行う知能APIを分離する設計を特徴とし、Kurage のプロダクト群に組み込む形で日本語化・機能拡張が進められている。実装言語は Go を中心とし、AI判断側は Python 系の kcbrain が担う。
設計思想 — 「体」と「頭脳」の分離
NOFX の中心的な設計は、自動取引OSSと知能APIを切り離すことにある。売買ロジック・注文執行・リスク制御は NOFX 側に閉じ込め、相場判断や意思決定は外部の判断APIに委ねる。
- 実行エンジン(NOFX)— 注文執行、ポジション管理、リスク制御
- 判断基盤(kcbrain)— LLMによる相場判断・シグナル生成
この分離により、判断モデルだけを差し替えたり、複数の取引先で同じ判断基盤を共有したりできる。AI判断バックエンド / 決定論的コア の考え方を、取引ドメインで具体化した事例と位置づけられる。
日本語化と DeepSeek 対応
2026-07-20 の記事では、NOFX の日本語化と、kcbrain の DeepSeek V4 Flash 対応が同時に扱われている。OSS本体を日本語で運用可能にしつつ、判断側の知能を外部APIとして差し替え可能にしたもので、OSS日本語化 と判断基盤の疎結合化を同時に進める作業だった。
対象記事: NOFXを日本語化し、kcbrainをDeepSeek V4 Flash対応にした
「数値で売買するのか、AIが決めるのか」の検証
2026-07-24 の記事では、NOFX が 数値ベースの戦略で売買するのか、LLMが判断するのか という問いを、ペーパートレードで追跡している。
検証の焦点は次の2点。
- 判断の所在 — どの局面で数値ロジックが決定し、どの局面でAIが決定するのか
- リスク制御の境界 — AIの判断をどこまで執行に反映してよいか
結果として、AI判断をそのまま執行に流すのではなく、リスク制御の層を明確に分けた設計の必要性が示されている。これは ペーパートレード によって、実資金を投入する前に意思決定の境界を観測した試みである。
対象記事: NOFXは数値で売買するのか、AIが決めるのか?ペーパートレードで追った判断とリスク制御の境界
位置づけと関連プロダクト
NOFX は Kurage の自動取引系プロダクト群の一角をなす。
- kcbrain / kfxbrain — 判断・知能を与えるAPI
- kfreqai — 特徴量ベースの取引ボット(判断を外部化する系列)
- kfxai — AI判断を組み込む取引系
- OpenAlice-JP — 日本語既定・セルフホスト化された同系統のOSS
「コード(実行)はOSSで公開し、判断だけを外部APIとして提供する」という構図は、x402 による従量課金と組み合わせることで、AI自動取引 をサービスとして成立させる設計へとつながっている。
技術的特徴のまとめ
- 言語: Go 中心(判断側は Python)
- アーキテクチャ: 執行エンジンと判断APIの分離、リスク制御層の明示
- 日本語対応: 日本語化済み
- 検証手法: ペーパートレードによる判断境界の観測
- ライセンス形態: オープンソース(OSS)として公開
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