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子宮頸がん予防ワクチンに関する質問主意書
参議院 第202回 第19号お答えすることは困難 ×3趣旨が明らかではない ×4承知していない ×1
質問本文
厚生労働省ホームページ「ヒトパピローマウイルス感染症(HPVワクチン)」のページに「子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ」というリーフレットがトップページに掲出されている。そこには、現在、日本においては、子宮頸がん予防ワクチン(以下「子宮頸がんワクチン」という。)の接種を積極的には勧めておらず、接種に当たっては、有効性とリスクを理解した上で受けてほしいという旨のリスクが強調されている。
また、日本では七月二十一日に子宮頸がんワクチンのガーダシル九が認可された。ガーダシル九は九価ワクチンであり、これまで四価ワクチンで対応できなかったウイルスに広く対応できるとのことで、注目されている。
日本では子宮頸がんワクチンについては、有効性よりもリスクの印象が先行しており、慎重な対応が求められていることは言うまでもない一方、諸外国と比較しても接種率が極端に低いことからも、失われた機会や命があるという事実もまた見過ごしてはいけない。
以上を踏まえ、子宮頸がんワクチン接種について、以下質問する。
一 リーフレットにある「積極的に推奨していない」という意味は、子宮頸がんワクチンの案内を送付していないという意味か。または、その他の定期接種と同様に案内は行うが、対象者や保護者に理由等の情報を示して積極的に推奨していない旨を通知しているという意味か。
二 前記一について、前者の送付をしていないという意味であれば、リーフレットにある「有効性とリスク」を本人が理解する以前に「知らない」結果、日本の接種率は〇・八%という結果を招いているとも考えられるが、見解を伺う。また、接種を行うか否かを本人や保護者がより積極的に判断できるよう、リスクも含め、案内を行うべきとも考えるが、こうした意見や考えは増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか示されたい。
三 リーフレットに「接種に当たっては、有効性とリスクを理解した上で受けてください」という旨の記載がある。政府は対象者全員に有効性とリスクを十分に示す施策をどう行っているのか示されたい。また、政府はその施策により、対象者のほぼ全員が「有効性とリスク」を理解していると判断しているか伺う。
四 九価ワクチンは四価ワクチンでは対応できなかったウイルス型に対応できることになる。四価ワクチンと比較し、九価ワクチンの有効性と副反応の認識を示されたい。
五 九価ワクチンの接種により回避できると予想される、子宮頸がん死亡者数を示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、御指摘の「「子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ」というリーフレット」における「積極的にはお勧めしていません」とは、予防接種法(昭和二十三年法律第六十八号)第五条第一項の規定によるヒトパピローマウイルス感染症の定期の予防接種(以下「定期接種」という。)について、「ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について(勧告)」(平成二十五年六月十四日付け健発〇六一四第一号厚生労働省健康局長通知)を踏まえ、定期接種の対象者のうち、「定期接種実施要領」(平成二十五年三月三十日付け健発〇三三〇第二号厚生労働省健康局長通知別添)第二の七の(四)及び(五)に規定する標準的な接種期間にある者に対して、個別に予診票を郵送する等の方法をとることを一時的に差し控えることを意味するものである。
二について
御指摘の「リーフレットにある「有効性とリスク」を本人が理解する以前に「知らない」結果」の意味するところが明らかではないため、お尋ねの「見解」についてお答えすることは困難である。
また、お尋ねのヒトパピローマウイルスワクチン(以下「HPVワクチン」という。)の「リスクも含め、案内を行うべき」という「意見や考え」については、政府として網羅的に把握していないため、それらが「増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのか」とのお尋ねについてお答えすることは困難である。
三について
御指摘の「十分に」及び「理解している」の意味するところが必ずしも明らかではないが、HPVワクチンの有効性、安全性等に関する情報提供については、厚生労働省においてリーフレット等を作成し、同省のホームページに掲載すること等により周知を行っているところ、 例えば、同省が平成三十年に実施した「HPVワクチンの情報に関する調査」においては、「HPVワクチンの意義・効果」について、「知っている」と回答した者の割合が十六・六パーセント、「少し知っている」と回答した者の割合が二十二・五パーセント、「聞いたことはある」と回答した者の割合が二十六・八パーセント、「知らない、聞いたこともない」と回答した者の割合が三十四・二パーセントとなっており、「HPVワクチン接種後に起こりえる症状」について、「知っている」と回答した者の割合が十・三パーセント、「少し知っている」と回答した者の割合が二十一・二パーセント、「聞いたことはある」と回答した者の割合が二十三・〇パーセント、「知らない、聞いたこともない」と回答した者の割合が四十五・五パーセントとなっており、政府としては、HPVワクチンの有効性、安全性等に関する情報について、一層の周知を図る必要があると考えている。
四及び五について
お尋ねの「四価ワクチン」及び「九価ワクチン」の意味するところが必ずしも明らかではないが、仮に、「四価ワクチン」が平成二十三年七月一日に医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)第十四条第一項の規定による製造販売の承認を受けたガーダシル水性懸濁筋注シリンジ(以下「ガーダシル」という。)を、「九価ワクチン」が令和二年七月二十一日に同項の規定による製造販売の承認を受けたシルガード九水性懸濁筋注シリンジ(以下「シルガード九」という。)を意味するものであるとすれば、お尋ねの「九価ワクチンの有効性と副反応」については、シルガード九についての独立行政法人医薬品医療機器総合機構の審査報告書において、ガーダシルとシルガード九を比較した臨床試験の結果を含めて評価が行われ、「本品目のヒトパピローマウイルス六、十一、十六、十八、三十一、三十三、四十五、五十二及び五十八型の感染に起因する子宮頸癌(扁平上皮細胞癌及び腺癌)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍及び上皮内腺癌)、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍並びに尖圭コンジローマの予防に対する有効性は示され、認められたベネフィットを踏まえると安全性は許容可能と判断する。」とされているものと承知している。
また、お尋ねの「九価ワクチンの接種により回避できると予想される、子宮頸がん死亡者数」については、シルガード九の接種者数等によって変わるものであるため、一概にお答えすることは困難である。
この答弁書に出てくる定型句
お答えすることは困難 ×3趣旨が明らかではない ×4承知していない ×1
語の一致で数えたものです。答弁の評価ではありません。同じ型の答弁が過去にどれだけあるかは、型を押すと出ます。
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