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原子力発電所の国民負担に関する質問主意書
衆議院 第196回 第366号お答えすることは困難 ×1趣旨が明らかではない ×1
質問本文
資源エネルギー庁が作成した「長期エネルギー需給見通しについて」中、「二〇三〇年モデルプラント試算結果概要、並びに感度分析の概要」(以下「同概要」という。)には、原子力の発電コストは、政策経費、事故リスク対応費、CO2対策費、燃料費、運転維持費、追加的安全対策費及び資本費の合計でキロワットアワー当たり十・三円と、他の電源と比べて最も低い下限値が記載されている。
しかし、同概要において発電コストについて下限値のみ記載されているのは原子力だけであり、モデルプラントに係る試算ではあるものの、平成三十年五月三十日の衆議院経済産業委員会の質疑においても指摘したとおり、上限値が記載されていない以上、本試算のみをもって原子力の発電コストが最も安いと言うことが出来るか否か判断することは困難である。
そこで、以下質問する。
一 同概要において、原子力の発電コストについては下限値のみが記載されている理由如何。
二 同概要における原子力の発電コストに、電気料金及び使用済み核燃料の処分に係る費用を加えた場合の、一世帯当たりの原子力発電に係る負担額はいくらか、教示されたい。
三 モデルプラントに係る試算ではない、原子力の発電コストを計算した結果データはあるか。ある場合、そのコストの費目の内訳を併せて教示されたい。
右質問する。
政府答弁書
一について
各電源の発電コストについては、平成二十七年五月に総合資源エネルギー調査会基本政策分科会長期エネルギー需給見通し小委員会発電コスト検証ワーキンググループが取りまとめた報告において試算を行っている。この中で、原子力発電の発電コストについては「二〇一四年モデルプラント試算」としてキロワットアワー当たり十・一円以上と試算している。
この原子力発電の発電コストは、賠償や除染・中間貯蔵等に係る事故リスク対応費用をキロワットアワー当たり〇・三円以上として算入したものであるが、これは、平成二十三年十二月にエネルギー・環境会議コスト等検証委員会が取りまとめた報告書において、事故費用が確定していないこと等から、事故リスク対応費用については下限値として提示しているという考え方を踏襲したものである。
二について
お尋ねの趣旨が明らかではないため、お答えすることは困難である。
三について
お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、平成二十三年十二月にエネルギー・環境会議コスト等検証委員会が取りまとめた報告書において、将来の見通しを示すことが可能なモデルプラントを基にした試算を基本としつつ、参考として発電実績や有価証券報告書の財務諸表等を基にした試算も示している。
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