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プロダクト

Kurage 洪水・内水ハザードマップ

住所から洪水・内水の浸水深と継続時間を判定するKurageのオンプレミス防災システム(55,000円・MIT)

概要

住所を入れると、その地点が洪水(河川の氾濫)で「何メートル・何日」浸かる想定か、内水(下水道・水路からの浸水)で何メートル浸かる想定かを返すシステムを、自社サーバーにオンプレミスで置くための一式。kurage が kurage-app-store を通じて販売する防災・ハザード判定ラインナップの一つで、kappstore-ecosystem の55,000円価格帯に属する。ソースコード同梱(MIT)でAIエージェントによる改変・拡張を前提とした ai-modifiable-software の設計であり、「デモを触ってからご判断ください」を販売方針とする買い切り製品。国土交通省の国土数値情報と自治体の内水データという、性質の異なる2種類の公的データを1画面に束ねる点が製品の核になる。

基本情報

収録データ

洪水 — 国土交通省の国土数値情報「洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)第4.0版」を全国分(104メッシュ・約2,100万面)取り込み、以下を返す。

内水 — 自治体ごとのデータで、nagoya 市版(CC BY・想定最大規模の浸水深と継続時間)を同梱。内水は国による全国一律のデータ整備がないため、自治体が公開するShapefileを1件足すだけで同じ画面で動く設計にし、municipality-data-swap-expansion の型で他地域へ広げられるようにしている。

宅建業者向け業務との接点

同じ洪水の浸水想定データは、重説チェック製品が扱う第4号「水害ハザードマップにおける所在地」の判定材料にもなる。洪水の浸水想定は、災害危険区域(建築制限の指定)や土砂災害警戒区域とは別の問いに答えるもので、kurage-juyo-saigai-check では複数の号を1枚の調査記録に束ねている。

設計の芯

  1. 「○×で答えない」 — 浸水深を段階で返し、行動につなげる。0.3mと5mでは取るべき行動が違うため、単純な該当・非該当では役に立たない。
  2. 未収録と区域外を区別する — unknown-vs-outside-distinction を参照。
  3. 判定に必ずデータ時点を添える — evidence-traceability を参照。時点の確認できないデータでは判定しない。
  4. 出典とライセンス条件を画面に残す — open-data-license-compliance に沿い、CC BYの出典表示まで実装済み。

浸水深3m以上・家屋倒壊区域・3日以上の浸水なら立退き避難、という行動の目安を返す。自宅に留まる屋内安全確保を選べるのは洪水等と高潮に限られ、さらに「家屋倒壊等氾濫想定区域に存していない」「浸水しない居室がある」「一定期間の浸水による支障を許容できる」の3条件を満たす場合だけ、という kurage-disaster-judgment-set と共通の判断の型に沿う。

名古屋市版は住所→学区を引いて、市の災害情報配信に出ている警戒レベル・河川も添える。取得できないときは「出ていない」ではなく「取得できない」と明示する。

機能

動作要件・コスト

外部の有料APIは使わず追加費用0円。self-contained-php-app の設計方針に沿った買い切り製品で、判定の結論は決定的なコードが持ち、deterministic-core を保つ。入力した住所を外部サービスへ送らない点で no-external-data-egress にも沿い、self-hosting 前提の運用ができる。月額はかからない。

関連製品

防災・地理判定システム群は hazard-map-judgment という共通の設計思想を共有している。

土砂災害の警戒区域判定は別製品「Kurage 土砂災害ハザードマップ」が担い、逆に同製品は「洪水・内水の浸水想定は別製品『Kurage 洪水・内水ハザードマップ』で判定する」と案内している。単独の洪水・内水判定を買うか、世帯条件や避難先まで含む kurage-disaster-judgment-set を買うかが選択の分かれ目になる。

出典

See also: kurage-sites

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